妊娠や出産を機に「子供の保険」について考える方、多いと思います。
お金に余裕のあるおうちはいろんな保険に入れると思います。しかし、我が家のようにあんまり余裕のないご家庭もありますよね
なので私も主人も真剣に考え、保険会社に勤める主人の友人やFP(フィナンシャルプランナー)さんにも相談しました。
そして我が家は子供たちの保険は学資保険のみ加入することに決めました。
子供の医療保険に入らなかった理由は、23区に住んでいるため中学卒業まで医療費が無料であるということ。(高校卒業まで無料の区もあります。)
もし入院するようなことがあったとしても、2人分15歳までの15年間掛け捨てで支払う額よりは少なく済むだろうとFPさんに言われ、「確かにそうだな~」と思い、医療保険には加入しませんでした。
子供たち2人とも、ありがたいことに五体満足で生まれてきてくれて元気に育っていたので、なおさらそのように思っていたのです。
しかし、その日は突然やってきました。
生まれてから何の問題もなく元気に育っていた娘が、生後11ヶ月のある日、救急搬送されたのです。
娘は数日生死をさまよいました。なんとか一命を取り留めたものの、その後の入院生活は約半年にもおよびました。
(今回は保険についてなので娘の病気やそのときの私の気持ちについては詳しく書きませんが、それはそれは大変でした。)
医療費が無料とは言え、ICUに何日もいたし、輸血もしたし、オペもしたし、とにかくいろんなことをしたのでさすがに無料とはいかないだろうな、と覚悟していたのですが、医療費はなんと無料でした!!
これには本当に心の底から感激しましたし、感謝しました。
なんてありがたいんだろうと。
でも、医療費が無料でも入院にかかるお金って実は結構いろいろあるんです。
~子供の入院にかかる主な費用~
①家族が病院に通う交通費
②病院での食事代(食事代が無料になる市区町村もあります)
③無料ではない薬や入院に必要な日用品など
④自宅から遠い病院の場合は家族の宿泊費
⑤他に兄弟がいる場合、その子をどこかに預けるのにかかる費用
⑥テレビカード代
ここから詳しく書いていきます。
まずは①について。
娘はまずうちから近い病院に搬送されましたが、そこでは原因がわからず子供専門の大きな病院に搬送されました。
幸いにもその病院は完全看護だったため毎日家族が泊まって付き添う必要はありませんでした。
でも、幼い我が子が入院しているんですもの、そりゃよっぽどの理由がない限り毎日面会に行きますよね。
我が家は車を所有していないため、毎日公共交通機関で片道1時間ほどかけて通いました。
その交通費も半年分となると馬鹿になりません。
仮に1日往復500円だとしても、半年で90000円になります。(うちの場合、もっと高かったです)
車で通う場合も駐車場代やガソリン代がかかります。
次に②について。
ありがたいことに私の住んでいる区は子供が入院中の食事代も全額無料になりましたが、そうでない市区町村もたくさんあると思います。
こちらも仮に1日500円だったとしても半年だと90000円になりますね。
また、付き添う家族の食費もかかります。(私は節約のために出来るだけお弁当を作って持っていっていましたが)
お次は③。
原則医療費や薬代は無料ですが、無料にならないものもあります。
私が知る限りでは例えば主に腸の病気の子が飲む栄養剤。最初はもちろん無料のものが処方されますが、それが体に合わず飲めない子は有料のものになります。
入院が長かったので病院内にお友達がたくさん出来たのですが、その栄養剤に毎月6万円かかると言っていた友達がいました。
これに限らず自己負担しなければならないものは病気によりけりですが結構あります。
次に④。
娘が入院していた病院はかなり有名な子供病院だったため、都内だけでなく日本中、さらには海外からも来ている子がいっぱいいました。
そうなると付き添う家族の宿泊費も発生します。娘が入院していた病院にはそういう方のための宿泊施設が併設されており、宿泊費は1泊1000円。半年だと180000円になります。その施設に空きがない場合は自分で近くの宿泊施設を手配しますがもちろん自己負担。
次に⑤。
娘が入院した際、我が家の息子はまだ幼稚園入園前でした。
私が病院にいる間は主に主人の実家で預かってもらっていましたが、いろいろ事情があり毎日は無理でした。
実家が無理な日はお友達に預かってもらったりしましたが、もちろんお礼の品を渡しますからお金はかかります。
また区立保育園での緊急保育というものも利用できるそうです。こちらは確かかなりお安めでしたが、それでももちろん無料ではありません。
息子が入園後も娘の入院は続いていたので、入園後は毎日延長保育を利用しました。これにももちろんお金がかかります。
そして⑥。
おそらくどこの病院でも入院中にテレビを見るにはテレビカードが必要なのではないでしょうか?
テレビカードも半年間で数えきれないほど買いました
以上、私が思いつく限り書きましたが、もしかしたら他にもあるかもしれません。
医療費が無料とはいえ子供が入院するとかなりお金がかかるということがおわかりいただけたと思います。
長期入院となるとなおさらです。
うちの娘のように元気に生まれて来て問題なく元気に育っていても、ある日突然病気に見舞われるリスクは誰にでもあると思います。
実際病院にはそういう子がたくさんいました。3歳まで何事もなく元気だったのに、8歳までは何もなかったのに…etc.
我が家はこの娘の病気を機に、2人とも医療保険に加入しました。
ちなみに我が家が加入したのは「コープ共済 たすけあい ジュニアコース」です。
保険の詳しい内容についてはホームページをご確認いただきたいのですが、
J1000円コースであれば月額1000円の掛け金で入院1日目から日額6000円が保障されます。
私が「コープ共済 たすけあい ジュニアコース」に決めた最大の理由は、病気を経験した娘も加入できるということでした。
「病気になった=保険には入れない」と思っていた私は、病気になった子でも加入できる保険があるということを入院中に仲良くなったママさんから教えてもらったとき感激しました。
こちらに関しては
に詳しく書いていますのでご興味ある方は読んでみてください♪
もちろん、コープ共済以外にも保険はたくさんあります。どの保険が合っているか、調べて決めてくださいね。
調べるのが大変だなぁと思う方は、保険の無料相談をオススメします。
我が家も無料相談をしたことがありますが、相談するだけなら無料ですし、少なくとも我が家が相談したフィナンシャルプランナーさんは無理矢理何かの保険に入るよう強要したり、しつこく連絡をしてくることもありませんでした。
現在加入している保険の見直しにもなるのでオススメです。我が家はこの無料相談によって私が同じような医療保険に2つ加入していることがわかり、1つを解約したので節約にもつながりました。
保険について少しでも悩みがある方はぜひ利用してみてくださいね
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